新築を建てる
設計事務所で始める「家づくり」とはどのような感じなのでしょうか。
マックス家の家づくりの初回打ち合わせの会話を見ながら
設計事務所での家づくりの流れをご紹介いたします。
設計士
マックスプラン代表。ヒアリング重視で話しやすい雰囲気作りを心がけています。
おじいちゃん
孫と仲良し。いざという時の頼もしい存在。某朝の建築を訪ねる番組のファン。
おばあちゃん
絵画にテニスと多趣味。最近は家庭菜園でハーブを育てています。
お父さん
夢のマイホームでDEN(書斎)に憧れる。この日の為にたくさん本を読んできました。
お母さん
お料理が好きでいつも美味しいご飯を作ってくれる。でも収納が下手なので大きな収納に憧れる。
長男
この日の為におじいちゃんと夢の家の設計図を作ってきました。家族の中で一番緊張しています。
マックスプラン設計士 | では、候補地の情報と予算や家づくりについての基本資料はメールでいただいたのでご家族のご要望をヒアリングしていきたいと思います。 初回のプレゼンテーションの前にみなさんにそれぞれご要望をお伺いしているので今の段階ではご希望をお話ししてくださって大丈夫ですよ。 |
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家族一同 | はい!よろしくおねがいします。 |
設計士 | それでは、ご家族それぞれの「家づくり」のご要望をお聞かせください。 お部屋の希望や収納、間取りに関することでもなんでもどうぞ。 |
お父さん | では私から…。私は自分の書斎が欲しいです。読書が趣味なので。 家の広さを考えると、書斎は難しそうだとは思うのですが。 残業が多いので家で仕事をして、出来るだけ家にいようと思うのですが。 |
設計士 | そうですね。今の段階で判断は難しいのですが、例えばスキップフロアを利用し作業室を作ると時間帯によってお子さんの勉強室やお父さんの休日の書斎、平日の日中はご家族が使える図書室のようなプランも可能です。ただし逆にコストがかかったり、バリアフリーではなかったり、デメリットもあります。こういう計画とても人気があるのも事実です。ポイントはご家族の要望を多目的に空間に落とし込んで行くかです。汎用性があるプランニングが設計事務所へ依頼するメリットの一つなのですよ。 |
お父さん | はい。ではもう少しどんな書斎がいいのか、もっと具体的に考えておきます。スキップフロアですね。勉強しておきます。 |
設計士 | 例えば自分のイメージに近い雑誌の切り抜きや住宅雑誌の事例など集めていただくといいですよ。実際の設計段階になるとこちらにも具体的に「家づくり」のイメージが伝わるので役立ちます。ご家族の皆さんで楽しみながらやってみてください。 |
お父さん | うん?そういうのはうちの女性陣が得意そうだな...。 |
お母さん | 私たちそういうの大好きなんですよ。雑誌のスクラップづくりとか。 早速集めてみます!楽しくなりそう。 |
おばあちゃん | ええ、そうね。早速やってみましょう。 |
おじいちゃん | おお、そういえば昨日たくさん夢の子供部屋を描いていたよな。 |
長男 | うん、自分専用の大きな部屋が欲しいな。 ほら、勉強がはかどりそうな。(家族全員微笑む。) |
設計士 | はい。お子さんのライフスタイルに合わせた大きさを検討しますね。 この新しくできるお家の20年間の計画を考えて汎用性がある空間作りにしましょう。 |
長男 | わかんない。でも、将来は留学して外交官になりたいの。 |
設計士 | 素敵な夢ですね。お勉強を頑張ってくださいね。余談ですが子供の学習環境について個室での学習より逆にリビング学習での勉強効率は緊張感や家族の声がする安心感が程良くあり、とてもはかどるそうです。 |
お母さん | 知らなかった!じゃあ今日からリビングで宿題しましょうね。 (長男は少し悲しそうです。) |
設計士 | 夢のお部屋はちゃんと項目プランに入れておくので安心してください。よかったら今度ゆっくり絵を見せてくださいね。 |
おじいちゃん | よかったね。(長男ニッコリうなずく) |
設計士 | お部屋以外でもインテリアや収納に関してなどでもいいのでご要望を聞かせてくださいね。 |
お母さん | 私はとにかく収納をたっぷり作って欲しいです。お料理が好きでたくさんのアイテムやお皿もあるし、そして とにかくお片づけが下手なもので...。 |
設計士 | わかりました。それでしたら収納スペースを大きくとるというよりも どちらかというと「見せる収納」と「しまう収納」にわけて機能的に収納を行う方法がいいと思います。 |
お母さん | 「見せる収納」ってどんな感じですか。見せられる豪華なものってそんなに持っていないですよ。 |
設計士 | 「見せる収納」って普段使用頻度の高いアイテムが必要な場所に適切にあるという収納なんです。使ってまた簡単に収納できる、といった感じです。また、収納が大きいことでどんどんものが増えてくる場合もありますよ。整理しないものがまるで地層のように積み重なるってしまうことも。 |
お母さん | 今がそんな感じです。 |
おばあちゃん | いいわね。私もそれが欲しいわ。 |
設計士 | わかりました。計画に入れておきますね。では、お父様とお母様はいかがでしょうか。 |
おじいちゃん | わたしはバリアフリーでお願いしたいです。 あとは暖かく過ごし易い家でみんなで楽しく過ごせればいいです。 |
設計士 | わかりました。手すりや段差、余裕のある通路の確保を検討します。日照計画を考えながら各部屋を設計します。お父様とお母様は家にいらっしゃる時間が長いので過ごし易いリビングと居室を計画をしますね。 |
おじいちゃん | それは助かるね。今の家は手摺りが少ないのと段差が多くて困ってるんです。それと、お母さんは庭の話をしていたよね。 |
おばあちゃん | 常備菜やハーブを植えたりできたらいいのだけど。 あと絵を描く場所ね。 |
お父さん | うーん庭かぁ。ぜひ作ってほしいのだけど駐車場のスペースを考えると厳しそうなんだよな。 |
設計士 | そうですね。駐車場のスペースを考えると、今回の計画では優先順位によっては規模が小さくなるか、もしくは難しい場合もあります。 検討してみます。 |
おばあちゃん | そんなに広くなくてもいいので出来れば、でいいのよ。わたしはお部屋に畳があってお散歩の後少しゴロンってできたらそれでいいです。(一同笑。) |
設計士 | わかりました、ご希望は畳室ですね。 やはりお伺いしているなかでも趣味の絵画や、書斎、勉強ができる共通のスペースがあるとよさそうですね。次回の提案に反映してみましょう。今はみなさまのご要望を聞いています。そのヒアリングがおわりましたら優先順位を決め予算とのバランスをみながらご要望をまとめましょう。それでは次に…. |
設計事務所での家づくりはこんな感じで始まることが多いです。 マックスプランではお客様のご要望のヒアリングを重視しています。設計事務所での家づくりは興味はあるけどいきなり打ち合わせはちょっと...。という方やまだ先の検討で自由設計についてちょっと質問したいだけなんだけど...。というお客様もお気軽にマックスプランまでご相談ください。
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